時制が一致しない?!時制表現の例外を覚えて会話の幅を増やすポイント

学校で習う時制とネイティブがよく使う時制

学生時代に英語の授業で習った時制の一致。文法上では主語の動詞の時制に合わせ従属節の動詞の時制を変える、また時制の一致が適用されないのは歴史上の事実、不変真理、仮定法 の3つのケースと習いました。

話す場合に、文章に込められる意味やニュアンンスによっても、実際の会話では「時制の一致」が行われない場合もあります。また未来完了のようにあまり使われない時制もあります。

ここでは簡単にそれぞれの時制が時間軸でどのような時を指すか、をわかりやすいように時間軸で表にしました。基本となる時制を復習し、より英会話でニュアンスを理解できるようにしましょう。

時制おさらい

まずは最初に時制についておさらいです。

①現在形

現在形は現在の状態、当分変わらないことや日常行われている習慣などを表現する時に用います。

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②現在進行形

現在進行形は[be動詞 + ~ing]で今現在起きている事・行っている事で近い未来に終わってしまう事を表現する場合に使用します。

現在形と現在進行形は、動詞(やっていること)が今現在進行中のことかどうかの違いがあります。例えば仕事でプレゼン用の資料を作っているかどうかと聞かれたときに、

I am going to create presentation materials.

と答えることで、「今作っています」の意味になります。もう作り終えたのか準備中なのかを問われるシーンにはこのように表現を使い分けます。

③過去形

過去形は過去のある時点で起きた事についての説明をする場合に使います。

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④過去進行形

過去進行形は過去のある一時期に進行していた事について説明する場合に使用します。実際の会話の中での使用頻度は高くありません。

⑤現在完了形

完了形はhave + 過去分詞です。主語が3人称単数の場合はhas + 過去分詞です。規則動詞の過去分詞は難しくないですが、不規則動詞の過去分詞は一般動詞ごとに異なるので、1つ1つ押さえていく必要があります。

[完了]
現在完了している事を表現する場合に使用します。
例)I have just got up .
ちょうど起きた所です。

[継続]
「継続」での用法はこれまでの継続している期間を表現します。 

例)How long have you been on the job?
この場合どれぐらいこの仕事をしていますか?という意味です。How long have you + 過去分詞 の形で表現します。

[経験]
これまでに経験があるかどうかを表現します。
例)Have you ever been told this? こんなことを言われた経験ありますか? 

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⑥現在完了進行形

過去から現在までの期間継続している事柄を表現する場合に使います。

⑦過去完了形

過去完了形は、過去のある時点の出来事を起点にし、それよりもさらに古い出来事を話すときに使う時制表現です。

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⑧過去完了進行形

今に影響しない過去のある時点まで継続していた事を表す時制表現です。

⑨未来形 will + 動詞の原型

未来型で間違えやすいのは willと be going toの使い方の違いです。学校では will も be going to も未来を表す時に使うと習ってきましたが、実際は違いがあります。

will + 動詞の原型
を用いる時は「現在決心した事」「今決まった事」です。

例)I will marry her.

彼女と結婚する(今決めた)

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⑩未来形 be going to + 動詞の原型

それに対して
be going to + 動詞の原型
を使う場合は過去に決まっていた事です。

例)I am going to marry her.
私は彼女と結婚する
この場合は以前に決まっていた事実になります。

ここまでの内容をもう一度まとめなおして一覧にしました。
時制一覧

時制が一致しない表現のケース

時制の一致しない表現のケースは「真理・ことわざ」「習慣」「歴史上の事実」「仮定法」でしたよね。

[歴史上の事実は過去形]
例)Minamoto no Yoritomo established the Kamakura Shogunate in 1192.
源頼朝が鎌倉幕府を開いたのは1192年です

[不変の真理は現在形]
例)The moon’s gravity is about one sixth of earth.
月の重力は地球の訳1/6です。

[仮定法は時制の一致を受けない]
例)If I had more time, I would try to learn English.
もっと時間があったら英語の勉強をするのに!

これらのケースが当てはまります。ここまでは学校で習ったことの復習です。

さて、最後に教科書に載っていないけどネイティブの会話で使われるケース!!

(例1) She told me that she loved her cat.
(例2) She told me that she love her cat.

一致していませんよね。

例1の場合は told(彼女が話した)のも loved(愛している)も過去で表現しています。
この場合 話したのも愛していたのも過去の事、もしかしたら昔飼っていて今は亡くなってしまった猫を思い出して「大好きだったのよ!」と言うニュアンスかも知れません。

例2の場合は told(彼女が話した)は過去ですが love(愛している)は現在で表現しています。
あれ、toldが過去なのに??loveが過去じゃない?

この場合は loveが今現在も継続している状況を指しているようなニュアンスがあります。
例えば、(昨日)彼女が 「私は私の猫が大好きなの!」と言っていた、もちろん今日も猫を飼っていて大好きな状況が変わらない、というようなケースです。

話し手の今の状況や気持ち・ニュアンス、臨場感を伝える表現となります。

ネイティブの会話の中でこのような使われ方はよく出てきました。最初、「時制が一致する」と思いこんでいたので、意味を理解するのに混乱しました。

「時制を一致させる」事が全てのケースに当てはまるルールでは無い事を頭の片隅においておいて、ネイティブの方の英文を沢山読んだり聞いてみてください。細かいニュアンスもつかめるようになりますよ

someとanyの使い方の記事でも書いたのですが、学校で習った試験対策用の英文法そのままで会話をしようとすると、習った事とのギャップを感じるシーンがあります。もちろん文法は不要ではないのですが、少し頭を切り替える必要があると私は感じました。なので、このサイトでは最初は英文法を一旦わすれましょうって書いています。

まずは基本のセンテンスを音読してなんども繰り返したり、沢山の英語に触れて表現の幅を広げてください。広がってくると徐々にニュアンスをとらえられるようになります。

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 最終更新日: 2015/03/20

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