リスニング力を鍛える 精聴と多聴の違いと勉強方法

リスニング力を鍛える 精聴と多聴の違いと勉強方法

精聴と多聴 それぞれのやり方と効果

リスニング学習で耳にする 精聴と多聴。一見似ているようですがこの2つの勉強方法には大きな違いがあります。自分の英語のレベルによって学習に取り組むのに適した方法があるのです。どちらかに偏ったり間違った方法で勉強してもリスニング力があがりません。

最初に結論を言ってしまうと

初心者は精聴 → スキルがあがったら多聴

がベストです。それではどうして最初精聴からなのか、その理由とやり方をご説明しますね。

精聴の特徴とやり方

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精聴の「精」は「くわしい、細部までいきわたる」意味がありますよね。

この漢字の意味と同じく、「精聴」とは英語の音声をじっくりと内容を把握して聞く勉強方法を言います。

英語の勉強方法でシャワーのように英語をひたすら聞き流すタイプのものがあります。いろいろな英語を沢山聞いているとそのうち理解できて話せるようになるという学習方法です。

「え、私 隙間時間に聞き流すだけの英語をやってる!」

ですよね。わかります、わかります。私もそうでした。
ずーーーっと英語を聞き続けて、(ネイティブの友達までいるのに)聴き取れるようにも話せるようにもならなかったのです、私。ネイティブの子供がずっと英語を聞いて話せるようになっているから聞き流して分かるようになる、、、といっても、子供は聞いているだけじゃないですよね。

子供は聞いた音を話しているし、子供の話す言葉って家族や周りの人が丁寧に直しませんか?そうやって覚えているんです。それに聞いて音が理解できるようになるのは子供のうちだけ。大人になったら意識して理解していかないと、残念ながら語学はわかるようにはならないのです。

断言します!初心者で英語がしっかりわからない人が何十回聞き流していてもわからないまま!出来るようにはなりませんリエゾンのページでも書きましたが、ネイティブの音の出し方は日本の英語の学校では習ってきませんでした。そのため意識して勉強しなくては聴き取れるようにはならないのです。自分がわからないのは何の部分か、何かをチェックし理解していく習慣を付けないと何百時間聞いていてもダメなんです。

精聴を学習する時は英語音声を聴き取れない場合何度も繰り返し丁寧に聞き直して、内容が理解できるまで聞き込みます。いろいろな音声を聞きません。一つの音源をじっくり何度も聞き直します。そして自分が理解できない部分をしっかり把握して、内容がわかるまで聞くので理解できるようになりますし、音もひとつひとつ追うので正しい発音を身につける事も出来ます。

そのため精聴は「ヒアリング初心者」が学習するのに適した方法なのです。

同じスクリプトを何度も聞いて丁寧に学習するので、「精聴」を集中出来に行うと新しい表現の幅は増えないというデメリットもあります。

精聴を行うときはディクテーションで学習します。

ディクテーション

ディクテーションのやり方を簡単にご紹介します。ディクテーションとは英語音声を聞きながら紙に書き取って行く勉強方法です。
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  1. 英語を聞こえた通りに書き出します。長い文章はセンテンスでくぎって書きます。
     この時に英語のスペルが分からなければ聞こえた音をカタカナでかいてもかまいません。
  2. 全ての音を書き出したら、テキストで答え合わせをします。
  3. 自分が聴き取れなかった音、意味が分からない所を確認します
  4. 英語の音源を聞いて、再び聴き取れるか、理解できているか確認します。

 

このように何度も確実に英語の音声を分かるまで聞いていきます。

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多聴の特徴とやり方

多聴は、数多くの英語の音源を聞く学習方法です。精聴のように細かく聴き取れなくても、全体の意味を把握しながら沢山英語を聞いていきます。沢山聞く事で英語の音に慣れ、さまざまな表現を聞く事で英語のバリエーションも増やす事ができます。

ぱっと聞いてぱっと意味をつかみながら沢山の英語に触れて行く、つまり実際の英会話に近い状況での練習ということです。といっても基礎も何も無い状態で 沢山聞けば英語が覚えられると多聴をしても基本の英語が分からなければ聴き取れるようにも内容が理解できるようにもならないのです。

この勉強方法は初心者には向いていなくて、ある程度聴き取れる中級者や上級者におすすめの勉強方法です。

初心者が多聴を行う場合は、精聴を行った後でざっくり多聴を行い耳をならしておく、という順番で行う事がリスニング能力の向上に繋がります。

精聴で理解できる英語が増えれば、徐々に多聴を増やしても英語の音を聞き取り内容が理解できるようになって行きます。

それぞれの特徴を理解して学習すれば リスニング能力の向上に大変有効な方法なのです。

精聴と多聴に適した教材は

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精聴を行う時は、(シャドーイングの教材選びと共通していますが)自分のスキルよりやや簡単と感じる程度、最初は短めのフレーズを選ぶことが適しています。
音を聴き取る事が出来ない段階でいきなり長い英文を読んでも理解に時間がかかりすぎると勉強も進みません。

多聴は
多聴用に作成された教材、もしくは海外の英語のニュースや映画(字幕付き)などネイティブの英語がおすすめです、しかし 精聴が出来なくてはどれだけ沢山きいても効果はありません。まず精聴をしっかりと身につけましょう。

リスニングでおすすめなのがこの教材、精聴多聴むけに作られていてレベルに応じた勉強が可能です。
アルクの 1000時間ヒアリングマラソン

添削や専門SNSまであり、わからない所も確認できるのが特徴の有名な教材ですよね。
勉強法のやり方をどうしたらいいか知りたい方も、ステップが分かりやすいので評判がいいのです。

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 最終更新日: 2015/02/08

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